松戸史跡マップ研究会

        入会案内  一緒に歴史や民俗を楽しみませんか

 平成13年に公民館講座に参加した仲間が講座終了後に当会を立ち上げ活動を始めた団体です。
現在、私達の会では毎月1回の例会の他に次のような企画を立て歴史や民俗に興味を持つ
仲間同士の親睦を図っています。

① 月に1~2回 近郊市域の史跡見学会(通称:近郊散策会)を実施し、新しい知識を得て見聞を
  広めています。

② 松戸市内の史跡・遺跡等の文化財調査を行っています。

③ 年1回「市民講座・史跡巡り」を実施し、私達の活動成果を知っていただくと共に、
市民の皆様に松戸の歴史・史跡紹介を行なっています。

④ 会費 入会金 0円  会費・月 250円(年3000円)

⑤ 会員数  20名 

以上のような活動を行なっていますので、興味を持たれ、仲間に加わって一緒に楽しみたいと思われる
方は下記にご連絡ください。

  連絡先  TEL 047-387-3902 溝渕 碩治(ミゾブチ セキハル)

2016年03月29日

第3回 下総四郡八十八ヶ所札所巡り

 寒の戻りも終り、一時曇りましたが小春日和の3月29日(火)の一日、仲間12人は「下総四郡八十八ヶ所札所巡り」として前回までの八千代市に引き続き、坪井町から鈴身町にかけての船橋市の東側を寺社、石造物などの史跡を訪ねて散策した。
 桜の開花宣言はあったものの、まだ一分から三分咲き程度の多い時期ではあったが、こぶし(並木が多かった)などの花を愛でながら多くの石造物の存在する寺社を巡った結果を報告します。

●. 東葉高速鉄道「船橋日大前駅」に10時に集合
 東口と西口があるのを知らずに、集合場所で若干混乱したが元気に出発した。
1..坪井近隣公園(坪井町)
 持ち合わせていた25年前の古い地図を見ると、駅の近くには「日大飛行場」があり、この公園の付近には大きな池があることになっている。現在、飛行場のエリアは広い道路と大きなショッピングセンター、新しく立派な住宅が立ち並び、広い公園には昔の池が「雨水調整池」として残っていて鯉も泳いでいた。
2. 安養寺(坪井町)
 平成九年に移転した比較的新しいお寺で、広く綺麗な寺であった。門前に題目塔、本堂左前に南無七面大明神碑があった。
3. 第十七番札所・西光寺(坪井町))
 十九夜塔などのほか、小高い丘に登ると大日如来(寛政元年)、たくさんの如意輪観音の墓石などがあった。
4. 八王子神社(古和釜町)
 広くうっそうとした樹木の多い大きな神社。県無形民俗文化財に指定されている「下総三山七年祭り」の「未息子」に比定されてい る神社。25年前の地図では「王子神社」とあったので間違いかとも思ったが、鳥居をくぐると左側に明治、大正期などに色々な神 社を合祀したとの合祀碑があり理解できた。
5. 第九番札所・東光寺(古和釜町)
 庚申塔、大日如来、出羽三山碑、二十六夜塔ほか多種の石造物が数多くあった。また、見ごたえのある市有形文化財の石造自休大徳 座像があった。さらに奥の方には、何かの堂跡と見られる規則的に並んだ数多くの礎石があった。
6. 第七番札所・西光院(大穴北7丁目)
 観音堂内の馬頭観音座像は怖い顔をされているが見ごたえのある立派な像であった。光明真言五百万遍供養塔、大師堂内の十九夜塔 があった。さらに、この近隣の名家である斉藤家の俳人「斉藤その女」の大きな墓もあった。
7. 第四番札所・青蓮院(大穴北5丁目)
 長い石段を登りきったところに広場があり、立派な本堂があるが無住のようで、十九夜塔(延享元年・1744)があり、境内の外れの 神社脇に第四番大師堂がある。
 
――この後、境内の眺望が良く古和釜町方面を見ながら昼食をとった――

8. 熊野神社(楠が山町)
 ここも急な階段を登る小さな神社。町境に「辻きり」の藁の蛇の飾りを見つけた。
9. 庚申塔群(金掘町)
 15基ほどの庚申塔が道路脇に並んでいた。数多くの文字塔だけでなく、バライティでユニークな像容の彫りの庚申塔がいくつも  あった。
10.第三番札所・龍蔵院(金掘町)
  大師堂と身長の高い大師像があった。
●  日枝神社(金掘町)
  龍蔵院の脇の坂を登った裏側にあり、各種の祠、石造物が林立していた。下総四郡札所から分離した吉橋大師講の67番があった。
11. 大穴天神社(鈴身町)
  大六天の石祠があった。元は、屋敷神を切り離したような感じだ。
12. 第八番札所・蓮蔵院(鈴身町)
  境内の南側に十九夜塔の他、数多くの子安塔が並んでおり、特にそれぞれの姿が面白い子安塔だった。
13. 鈴身神社(鈴身町)
  階段を登ったところに大師堂があり、出羽三山碑などがあった。

 以上で今回の予定コースは終了し、京成バスの停留所があるセコメッディック病院に戻る途中に共同墓地があり、その前に馬頭観音
 塚があり、その中の一基は安永9年・1780銘で三面六臂の素晴しい像であったので、写真に掲載します。
 この後、セコメデイック病院に戻り、始発の三咲駅行きのバスで帰路についたが、途中のアンデルセン公園で大勢の乗客が乗られバ スは超満員になった。公園は桜の木が満開のものも多く素晴らしい風景に出会えた。この後、三咲三叉路までは渋滞で駅までなんと 40分を要した。

  《 散策後の感想 》
参加者は若干厚着をしていたこともあり、太陽が照ると汗をかくこともあったが、気持ちの良い散策であった。ただ、このコースは道のアップダウンが多く、また、訪ねた寺社が結構高い階段上に多くあり距離の割に疲れを感じたが、桜、こぶし、もくれん、菜の花、水仙などの花を眺めながらの気分の良い里山歩きを満喫できた。 
    (記 Y・Y)